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体温と免疫 ~免疫編

世田谷の田園都市線桜新町
脊髄損傷向けトレーニング&コアコンディショニング
「自分で歩く」をプロデュースする柳澤真由美です。

前回のつづきから・・・免疫のお話しです。

私たちは常にウィルスや細菌という病原体に感染するリスクにさらされていて
この病原体から体を守る仕組みが免疫です。

血液の中で免疫にかかわっているのが白血球。

免疫で働く細胞を免疫細胞と言って血液やリンパの流れとともに体の中をめぐっています。

白血球の種類は
食べる働き・・・好中球・マクロファージ
リンパ球・・・T細胞・B細胞

<自然免疫>
病原体を食べる細胞がマクロファージ。
<獲得免疫>
感染した細胞を殺すリンパ球のT細胞。
抗体を作るリンパ球のB細胞



こういうのは獲得免疫といいまして、脊椎動物よりも高等な動物だけが持っています。

なぜ感染する人と感染しない人がいるのか?

たとえば風邪は、のどの器官の粘膜から入ってきます。
インフルエンザや新型コロナウィルスもここからです。

のどの粘膜:第一の防衛ラインを突破したら、
次に働くのは自然免疫のしくみ。
主に第二の防衛ライン:マクロファージとか好中球とか、いわゆる食べるという細胞がはたらいてくれます。
15分ごとに水分をとって粘膜から体内に入り込む前に水分で胃に流し込むのが有効と言われるゆえんです。
第二の防衛ラインも突破すると第三の防衛ライン:獲得免疫
感染した細胞を殺すリンパ球のT細胞と抗体を作るリンパ球のB細胞が働きます。

第一、第二、第三の防衛ラインが働いていれば感染しないのでしょうが
私の体験的なお話でいえば、第一の防衛ライン、つまりのどのところで
いかに食い止めるか!が一番大切で、一番効果的だと感じています。

なるべく早い段階で食い止めたほうが体への負担が減るように感じます。

免疫にはパトロールモードと学習モードがあって
日中はだいたい交感神経がオンなので学習モードがメイン。
寝ている間は副交感神経がオンで、パトロールモードが活性化します。
そのため質の高い睡眠は大事。

日中も学習モード一辺倒ではなく、昼寝をしたり、深い呼吸を心掛けたりしてリラックスし副交感神経優位でパトロールモードをオンにする時間を作るとgoodなのです。


京大のウィルス研究所の河本先生のお話を参考にさせていただきました。

時には遊びながら
体を動かして
気持も動かして
楽しんで!生活に面白さを!
それでは今日も、 意気 、活き、粋と! まいりましょう!
オンラインのカウンセリングも受付ています。
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こちからからどーぞ。