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褥瘡は皮膚科専門医へ

世田谷の田園都市線桜新町
脊髄損傷向けトレーニング&コアコンディショニング
「自分で歩く」をプロデュースする柳澤真由美です。

車椅子ユーザーの一番の心配事は褥瘡ではないでしょうか?
褥瘡になってしまったら、まずは皮膚科専門医の診断を受けましよう!

その前に!!傷を見つけたら、初期段階で治しましょう!!
最初の2、3日に車椅子に座らず、
・うつ伏せ・横向き・仰向けの順番で
治りやすい状態で過ごしましょう。
初期なら2−3日で治る傷も放置すると数ヶ月から年単位になっても治らない状態になりがちです。

褥瘡治療方法の変化

褥瘡の治療が変わりもうしばらく経過しています。
以前は傷口を消毒していたのですが
今は治療方法が変わり、消毒はしないで
水で洗浄してハイドロコイド材を貼って終了☑️

これの方法を湿潤療法と言います。
湿潤療法とは、
・「傷口はきれいに洗って」
・「消毒しない」
・「乾燥させない」
という3原則を用いた治療の方法です。

ただ、
・感染していたり
・化膿、出血
・パックリひらいていたら

ハイドロコイド材の中で菌が繁殖してしまうリスクが高くなるため
皮膚科専門医に判断してもらいましょう!

全国の皮膚科専門医が以下のURLから検索できます
https://www.dermatol.or.jp/modules/spMap/

ちなみに、ハイドロコイド材とキズパワーパットの違いは、厚みの違いです。
ハイドロコイド材を貼ってお風呂に入ることも可能です。
ただ水分や動きで剥がれやすくなるので、ハイドロコイド材の一回り大きいサイズのテープを貼って
剥がれないような工夫をしてから入浴すると良いそうですよ。

<<追加情報>>


褥瘡の評価は「デザインーR」!
https://knowledge.nurse-senka.jp/2443/
数ヶ月経過しても治癒しない褥瘡は2008年に出された
上記の「デザインーR」で評価して現状把握をすることができます。
看護師さんにみてもらっていても半年、1年と変化がない場合は
「デザインーRで評価して今は何点くらいですか?」と一度質問してください。

皮膚は素人が見てもよくわからないことが多いそうなので
専門のナースや皮膚科に診てもらうことがお勧めなんだと
現役ナースの方に教えていただきました。
現役ナースも皮膚専門家のナースに写真を送って確認してもらうと言います。

「デザインーR」から
・ポケットがあった時点で、座位の改善が必要です。
・多量の滲出液があったら感染リスクが高いです。
などなど、必要な情報がありますので、何ヶ月も治らない褥瘡がある方は
専門の皮膚科に行ってみてもらいましょう。

遊びながら
体を動かして
気持も動かして
楽しんで!生活に面白さを!
今日も、 意気 、活き、粋と! まいりましょう!
オンラインのカウンセリングも受付ています。
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