繋がる瞬間 痙性の魔術師
- 2020.07.19
- コアコンディショニング トレーニング 健康 脊髄損傷
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世田谷の田園都市線桜新町
脊髄損傷向けトレーニング&コアコンディショニング
「自分で歩く」をプロデュースする柳澤真由美です。
先日、クライアントさんへ私から見た動きのポイントを伝えます。
という事をお話ししました。
腰に力を入れるとか
腹圧高めてとか
目線を水平にとか
痙性が強くて、足首の底屈が強く、踵が浮きながら歩行器で
歩いている方がいらっしゃいます。
足首のストレッチをしても、立位を続けても
底屈の力は強まるばかりです。
歩いて体重をかけても、上半身が伸び切らずに踵に体重が載せられない
まま歩いているので、歩けば歩くほど踵が浮いてくる状況が続いていました。
頸髄損傷で痙性が強い方なら、イメージが湧くと思いますが
ふくらはぎが張りすぎて、力を抜いても全く抜けない。
と言うより、全身に力が入りすぎてどうにも抜けない。
その日も歩いても歩いても、しゃがんでも踵が浮いてしまい、
途中で足がピクリとも動かなくなる。そんな日でした。
でもあることをキッカケに、クライアントさん自身がビックリされるほど
踵が着地し、上半身が起き上がり、歩く時に振り出す足が楽にまえにでるようになりました。
ほんの少し意識を変えたら、動きが全く変わりました。
私から伝えられるのは外から見た情報(客観)です。
体の中の感覚(主観)は自分でしか探せないんですよね。
トレーニングは客観と主観のつながりを探すことなもかも
と最近感じるようになりました。
その客観と主観が繋がると、今までの動きと全く変わるんです。
そして、痙性で固まった体も動かすと氷が解けるように
動きだすのです。
こんな時はクライアントさんは自分を「痙性の魔術師」と呼びます。(笑)
冗談が出てくれば、体も軽くなりますね♡
それでは今日も、 意気 、活き、粋と! まいりましょう!
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