出来なかった事が出来るように

世田谷の田園都市線桜新町
脊髄損傷向けトレーニング＆コアコンディショニング
「自分で歩く」をプロデュースする柳澤真由美です。

出来ない事が出来るようになる。
これって本当に、素直に嬉しいですね。

先日、ある方の講演会で
「出来ない事が出来るようになる。
それが自信につながり、人にしてあげられることが増える」と。

セキソンの方とトレーニングしていると
ある時突然今までできなかったことが出来るようになる瞬間があります。

一番最初に経験したのは
C5の方で体重を支えながら肘を伸ばすのが難しく
うつ伏せの状態から四つん這いになろうとするとき
お尻を上げる事は出来ていましたが
最後に肘を伸ばすところで、体を持ち上げきれない方がいらっしゃいました。

ある日、四つん這いをサポートしようとして準備していたら
時間を掛けながらあと少しで肘が伸びそうなところまで来ていました。
いつもならサポートするところですが、
身体には触れずに、いつでも支えられるポジションにこちらも構えながら
その時を待ちました。

凄く長い時間だったような、あっと言う間だったような。
ふっと肘が伸びて自力で四つん這いになりました。

この瞬間の「時がとまった」ような感覚が堪らないんです。
顔の表情は見られなかったのですが、
大概の方はきょとんとした表情になるんです。


つい先日も、歩いている時に膝が軽く曲がっている状態から、
膝を伸ばす動きが急に出来るようになった方がいらっしゃいました。
今までは、歩きながら膝が曲がった状態から膝を伸ばす（膝の屈曲・伸展）
動作をすることは難しかったのですが、今回偶然に出来た瞬間がありました。

歩く動作が変った瞬間です。

その後も膝の屈曲伸展動作をしながら歩行出来ちゃいました！！
あまりにも簡単に出来ちゃうと、
「いつも本気出して！！」冗談で言いたくなります。(笑)
そんな瞬間を共に過ごせることがサイコーの幸せですね♡

一回できた後、ずーっと出来る場合と繰り返すのが難しい場合がありますが
あとは、赤ちゃんたちがやっている通り、
何度も何度も繰りかえしトライするのみ！

この出来なかった事が出来るようになる
達成感が人を勇気づけたり、励ましたり、感動したり、感激したり
生活に活かせてくると時間的余裕も生まれてきて
結果的に家族や周りの人に何かをしてあげられる時間を手に入れられますね。



それでは今日も、 意気 、活き、粋と！ まいりましょう！