宇宙と脊髄損傷 筋力と骨密度
世田谷の田園都市線桜新町
脊髄損傷向けトレーニング&コアコンディショニング
「自分で歩く」をプロデュースする柳澤真由美です。
突然ですが、
宇宙飛行士が宇宙から帰ってきて、自力で立てなかった姿をご存知でしょうか?
以前から、脊髄損傷後の重力が掛からない状態が宇宙空間にいるのとよく似ていると。
それを裏付けるように、
世界で初めて宇宙に24時間以上滞在したロシア人宇宙飛行士は
姿勢に合わせて血圧を自動調整する自律神経が上手く働かなくなり
血圧の変動が大きくなったそうです。
脊髄損傷になって動き出すまで数日から数か月の人まで
いるかと思いますが、最初のころは
・ベッドから起き上がるだけでもキツイ
・座っているだけでもツライ
とう話を良く聞きます。
興味深いのは宇宙飛行士の大西さんも宇宙から帰ってきたときに
同じような発言をされています。
最近では宇宙空間=無重量状態で過ごすと
筋力低下と骨粗鬆症の症状が進むことが分かっているので
宇宙では毎日のトレーニングが日課になっているそうです。
<宇宙空間=無重量状態>で過ごすと
・筋力は寝たきりの人の2倍の速さで弱くなる
・骨密度は骨粗鬆症患者の10倍の速さで減少する
<宇宙にいる間>は
・自転車漕ぎ
・ランニングマシーン(トレッドミル)
・全身筋力トレーニング
を使って毎日2時間運動することが日課になっているそうです。
セキソンになって、
体を動かすのが億劫になったり
自分だけでは体を動かせなかったり
痛みやシビレで動きたくなかったり
様々な要因があると思いますが
宇宙飛行士の方も同じような思いをされているようです。
宇宙から帰ってきた気分で
毎日2時間とは言いませんが、
出来る事を出来るだけ、
体を動かす習慣つけてみると
体にも気持ちにも変化が現れるかもしれません。
宇宙飛行士になりきって出来る事やってみてください!
それでは今日も、 意気 、活き、粋と! まいりましょう!
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