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寒い時期、頭から湯気!体温って??

世田谷の田園都市線桜新町
脊髄損傷向けトレーニング&コアコンディショニング
「自分で歩く」をプロデュースする柳澤真由美です。

冬の寒い時に、半そで半ズボン姿で元気に動き回っている男子。
そういう子が今も昔もいると思います。

またある時には、冬の寒いなか半そで半ズボンの白人男性それも体格が良くて
大きくてがっちりしている人の頭から湯気が出ているのをみて
(自分は寒くてフリースだったりダウンだたりを着ているのに)
思わず二度見して、ちょっと笑っちゃったことがありました。

そんな光景、思い当たることがある人も多いはず。(笑)

この体温と言うもの。これはそもそもなんだのだろうか?
調べていくと
体温(体熱)は代謝によって生み出される!

体には深部体温(中枢体温)と皮膚体温(末梢体温)があって
普段脇の下で測る体温は皮膚温度(末梢体温)を測っているので
私自身も脇の下で測定すると35度代になる時もあります。

先日述べた体温計の向き=測り方でも測定値が変わってきます。
https://activate.tokyo/blog/2020/12/19/post-1535/
体温調節機構(視床下部)によって深部体温は36度から38度に保たれていて
深部体温は35度以下になると低体温症とみなされます。



ちなみに脊髄損傷になると、自律神経が働かないことで汗をかけ無くなり
暑くなればうつ熱、寒くなればブルブル震える。
これを繰り返します。

受傷直後は、体温調節機能が働かないことで苦労される方も多いのですが
こちらは徐々に自律神経機能が改善して汗をかくようになったり
環境を整えることに慣れたりして、徐々に改善されます。

受傷3,4年経過してから汗をかけるようになった方がいらっしゃいまして
その方は7年経過くらいから冬でもトレーニング中に汗をかくようになりました。

体温を作る=上げているのは筋肉の作用
身体の“熱”を作ることです。これを熱産生と呼びます。

もう一つ!

ご飯を食べた後に暑くなったことありますよね?
ご飯を食べると汗をかく方もいらっしゃいます。
これを食事誘発性体熱産生と言います。

体重コントロールと全く逆の考え方になりますが、
体温を上げたいときに食事をするのも理にかなっていますね。


まとめると

体温 ・基礎代謝(70%)
   ・食事誘発性体熱産生(10%)DIT
   ・身体活動(20%)PA(phsical activity)

基礎代謝のおおよその内訳は以下の通り。
  ・脳 :約20%
  ・心臓:約7%
  ・肝臓:約27%
  ・腎臓:約10%
  ・筋肉:25%~
  ・その他
 基礎代謝の約37%は、肝臓と腎臓。
 肝臓・腎臓・小腸は代謝に関わる大切な臓器。
食事の中でもタンパク質の消化・吸収が最もエネルギーを必要とし
その放熱率は約20%。

基礎代謝の中にも筋肉が25%あるので
体を動かして筋力つけて代謝を上げるのも理にかなっています。


冒頭の頭から湯気を出している外人さん(笑)は
朝ごはんにハンバーガーを食べ、消化吸収をしている際に
基礎代謝があがり、何もしていなくても体温が上がり
プラス筋肉量が多いから湯気があがっていると私の推測です(笑)

セキソンの体温コントロールで体温を上げたいときは
食事も有効!体重コントロールしている方は逆効果でもありますが。。。

普通な結論でした。。。

腹筋する男性
クランチ 腹筋


時には遊びながら
体を動かして
気持も動かして
楽しんで!生活に面白さを!
それでは今日も、 意気 、活き、粋と! まいりましょう!
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