筋肉痛は1日後2日後?年齢?
世田谷の田園都市線桜新町
脊髄損傷向けトレーニング&コアコンディショニング
「自分で歩く」をプロデュースする柳澤真由美です。
筋肉痛がすぐ出る人は若い、2,3日してから出るのは年寄り。
ってよく言いますよね。
それは本当なのか?
そもそも筋肉痛って何なのか?のお話しです。
筋肉痛のメカニズムはまだはっきり分かっていない。
と言うのを前提に進めていきます。
以前は筋肉痛は乳酸が溜まって痛みを感じると言われていましたが
運動中特に下り階段や下山などの伸張性収縮時に傷ついた筋組織や結合組織
(腱や筋膜)が回復する過程で炎症が起き、その時に発生する痛み物質を
筋膜が受信して、筋肉痛として痛みを感じると言うこれが
(筋膜には痛みを受ける神経が存在するため)
つまり筋組織の損傷により筋肉痛を感じている説が有力です。
<発痛物質>と言うのが2つ。
1.ブラジキニン
これは血液中の血漿が凝固する時に出る物質。
知覚神経を興奮させて痛みを発生させます。
筋組織の損傷時に血漿から分離して出来ます。
2.プロスタグランジン
組織が損傷を受けた時に細胞膜内にある
リン脂質→アラキドン酸に変わり
シクロオキシゲナーゼの作用によってプロスタグランジンが生成されます。
プロスタグランジンの作用によって「痛み、熱、腫れ」が起こり、これを炎症と言う。
薬のCMで聞いたことがあるような名前ですよね。
血液からのブラジキニンと細胞からのプラスたグランジン
この二つの痛み物質で筋肉痛を感じていると言われています。
<分類>
有酸素運動は一般的に筋肉痛は比較的短時間で発症→1へ
筋トレでは比較的に時間経過した後に発症する→2へ
1.運動中または後の筋肉痛
運動終了後の48時間以内に消滅する筋肉痛
回復が早い
2.遅発性の筋肉痛
2~3日後からの筋肉痛。1週間以内に消滅する筋肉痛
筋肉に微細な損傷が起こると筋肉中にたんぱく質(CK)が増加します。
それともう一つ。年齢と共に筋力が低下するので
今までと同じくらい動くと筋力に比べて運動強度が高いから
筋トレ様になり筋肉痛の発症が遅くなる。これも一つの説だと考えています。
大きな筋肉は回復に時間がかかります。
72時間:広背筋・大殿筋・大腿四頭筋
48時間:三角筋・上腕二頭筋
24時間:腹直筋・下腿三頭筋
運動後にストレッチやアイシングやサプリで筋肉痛は改善されます。
また興味深いのが、運動そのものが遅発性の筋肉痛を改善させる方法と考えられています。
ちなみに私の中学の時はバレー部で、当時は運動中に水を飲んではいけなかったのです。今では水を飲まさないなんて言いたら、体罰以上ですよね。
のどが渇いた私は、トイレに行って手洗いの蛇口から水を飲んでいました。
自己防衛本能からの行動ですよ(笑)
今はちゃんと台所の水道水を飲んでます。(笑)
こうやってドンドンと時代は変わっていきますね。
筋肉痛の話も数年後には別の説が有力になるかもしれませんが
時代の流れをキャッチしながらまたお話ししますね。
時には遊びながら
体を動かして
気持も動かして
楽しんで!生活に面白さを!
それでは今日も、 意気 、活き、粋と! まいりましょう!
オンラインのカウンセリングも受付ています。
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こちからからどーぞ。
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