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鼻・喉のお話 アレルギーから鼻水をみる

世田谷の田園都市線桜新町
脊髄損傷向けトレーニング&コアコンディショニング
「自分で歩く」をプロデュースする柳澤真由美です。



暖かくなったり、急になむくなり、昨日は雪混じりのお天気でしたね。
体調管理がホント大変な日々です。

そしてこの度めでたく花粉症の症状が出てきたようです笑
今週は声が全く出なくなりまして、あまりに声が出ないので
耳鼻咽喉科に行ってきました。

マイクロスコープを使って鼻腔から咽頭、声帯までみて
先生『鼻の粘膜が真っ赤だね』
『喉の奥まで真っ赤』
『声帯もブヨブヨになっている』
『気管も赤く腫れているから呼吸が苦しくなってもおかしくない』
なんて相当脅されて、ちょっと強めの薬を出します。

ってことになりました。

薬を飲んで少し良くはなったのですが声が全く出ないのは変わらず
もう一度病院へ行って言われたこと。

『まだ鼻が真っ赤だね』
『鼻水が口に出てる』
『花粉症?』

って花粉症かどうか私が決めるんですか〜〜〜〜〜〜〜と心の声。笑

それで色々と鼻について調べてみたので忘備録とシェアです。


そもそも鼻水って何から出来ているんだろう?


<鼻水の成分>
1・空気中のホコリ(花粉・ダニ・微生物・土埃など)
2・鼻腔内の毛細血管からの浸出液(血液の成分が変化したもの)
3・細菌・ウィルスと白血球の死骸
4・空気中の水蒸気

鼻水は血液の浸出液だから塩っぱいんです!って!


<鼻水の役割>
・細菌やウィルスの有害なものを体内に取り込まないようにする。
・空気を適度に加湿する

ちなみに、鼻水が黄色い時は細菌・ウィルスと白血球の死骸で黄色く見えるそう


<鼻水の原因>

・風邪
  細菌・ウィルスと戦うだけでなく、細菌・ウィルス・白血球の死骸も排出しようとして鼻水が出る
・アレルギー性鼻炎
  アレルゲンを排出しようと鼻水が出る
・副鼻腔炎
  副鼻腔に溜まった膿が鼻水と一緒に出てくる
・泣いた時
  大量に涙が出ると、涙鼻腺を通り鼻水となって出てくる
・熱いものを食べた時
  空気の温度調整をするため鼻水と鼻の内側に付着した水蒸気(湯気)が混じって鼻水として出る
・寒い場所に行った時
  冷たい空気を肺に取り込むと肺がダメージを受ける。
  そこでたくさんの鼻水を出すことにより、体内に入ってくる空気を暖めている


<風邪とアレルギーの見分け方>
調べた結果、私なりに区分けしてみました。もうみなさんも体感的に知っているとは思いますが・・


風邪→→→→ベトベト鼻水(感染を伴う)・咳やだるさを伴う+熱
アレルギー性鼻炎→→サラサラ鼻水・くしゃみを伴う+鼻詰まり 



脊髄を損傷した方は鼻と言えば再生医療と思い浮かぶ方も多いでしょう。
嗅粘膜の再生医療をしていた大阪医大を想起するかと思います。
なぜ嗅粘膜を再生医療に使用するか。調べてみました。

嗅粘膜は頭蓋外で唯一神経再生がみとめられる細胞。
・脊髄損傷の修復機転に関与すると考えられる神経幹細胞 と嗅神経鞘細胞を含んでいる 
・自分の嗅覚粘膜を採取して移植するので倫理的にも問題がない

脊髄損傷になって体温調節が難しい方に鼻水が大量に出ることがあります。
Th6以上の脊髄を損傷して体温調節が難しい方
特に頸髄損傷をされていて暑くても扇いだり、
自分で体の向きを変えられないような方に多くみられます。

その理由は鼻には鼻から取り込む空気の温度・湿度を鼻水で調整する機能があるからってことですね。

恐るべし鼻の機能!



時には遊びながら
体を動かして
気持も動かして
楽しんで!生活に面白さを!
それでは今日も、 意気 、活き、粋と! まいりましょう!
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