Activate 脊髄損傷者向け歩行トレーニングルーム ホームページはこちら

怪我をした後に歩くと言うこと

世田谷の田園都市線桜新町
脊髄損傷向けトレーニング&コアコンディショニング
「自分で歩く」をプロデュースする柳澤真由美です。

「歩く」って無意識に行なっている動作ですが、
一度歩けなくなると、無意識に歩くことが大変難しくなります。

以前、クライミングでもう一手というところで目指した所に届かず
落下して右足首(右内顆)を骨折したことがありました。
その時は左足は元気なので、入院中は松葉つえで歩いていました。
ギブスが取れて

「さあ歩こう!」

ってなった時に、ビックリするほど歩き方を忘れていました。
ほんの1か月位だったはずだし、日常松葉つえで歩行していました。
それでも松葉つえを外して歩いてみてと言われると

まず、右足に体重をかけるのが怖い。
右足に体重を乗せられても、右足一本に体重をかけるのが怖いし、どうやったか忘れて。
左足を出す動作なんて、 「は〜??」って感じました。
当時の担当PTの先生に「どうやって歩くんでしたっけ??」って聞きました。
心の叫びです。

・右足を出して
・右足に体重を乗せ
・左足を振り出し
・右足から左足に体重を乗せて・・・・・
ぐらいの感じでいわれたと思います。


実際歩く時は、
右足に乗せても骨はくっついているって言い聞かせて歩き出したことを思い出します。

松葉つえを使わずに歩く生活を送るようになるのですが、
これがまた慣れるまでに時間がかかりました。
夜トイレに行く時はどうも怖くて、ベッドからトイレまで車椅子で行っていました。
ただの右足くびの骨折なのに。笑

何が言いたいかというと
ほんの1か月でも歩かないでいると、忘れちゃうんですよね。
体の動かし方。
もしかしたら、子供なら抵抗なく動けるようになるのかもしれませんが
当時はすっかり大人になっていたので、何か身を守る感情が動き出して、体がうまく動きませんでした。

脊髄損傷後に今までの体の感覚や動かし方が全く変わった状態から
歩くのって想像を遥かに超えてどんな世界かわからないくらい別世界になるんだと思います。

怖さや変化を感じながら、新しい体で歩くのって意識しないと歩けない。

最近クライアントさんに
「何を考えたり感じたりしながら歩いているんですか?」と質問したところ

「一生懸命に〇〇〇〇している」と答える方が多かったので
日常生活が歩行されている方は、意識して歩くから段々と無意識で歩くようになれるように

そんな練習・トレーニングを体感してもらいたいと感じた朝でした。

取り止めなっくなりましたが。
今日も素敵な1日に!


時には遊びながら
体を動かして
気持も動かして
楽しんで!生活に面白さを!
それでは今日も、 意気 、活き、粋と! まいりましょう!
オンラインのカウンセリングも受付ています。
info@activate.tokyo
こちからからどーぞ。