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お母さんーーーと叫ぶ、若者

世田谷の田園都市線桜新町
脊髄損傷向けトレーニング&コアコンディショニング
「自分で歩く」をプロデュースする柳澤真由美です。

体力つくりと筋トレと有酸素運動と達成感と楽しさと
計画を実行する力と自然に触れられる楽しさから
山登り大好きでよくいきます。

朝一番で登り出して殆ど人と一緒に登ることがないのですが
日光にある男体山は日光二荒神社から出発することもあり
開門が6時。
そこからスタートするので、数名がほぼ同時スタートでした。

数名で急な登坂をゆっくり歩いていると
ものすごい勢いで後ろから歩いてくる若者二人。
ジャージ姿で軽装。一人は山登りを何回かしている様子。
リュックを背負って水やらご飯やらを持ってきてい感じ。
もう一人はほぼ手ぶら状態で歩いてきました。

この20代と思われる二人の勢いが凄い。
ドンドン登っていき、さっと私たちも抜かされました。

こちらの山は10合目まであって
出会ったのが2合目あたり。こちらですっかり抜かされました。
こういう時は自分のペースを乱さない様に一歩ずつ進むように心がけている私。
それでもやっぱりキツイので有酸素運動よりきつめの
有酸素足上げ筋トレ状態で登っていました。

すると数分後(のような感覚です。(笑))
手ぶらで歩いている若者の一人は明らかにペースが落ちました。
それから数分すると、歩きながらもう一人の相方に
「〇〇~、ねー、頭痛いんだけど、高山病かな・・・・」って叫んでます。

思わず
「いやいや、まだ3合目にも到達してないから!!!」
「高山病のわけないでしょ!!!」って突っ込みを心の中で入れました。(笑)

ただのオーバーペースか、昨日飲みすぎて水分不足になっているか。
どっちかでしょ~(笑)って、息が上がる中、思っている私。

そうこうしている内に、先を歩いていた若者二人は止まって
一人は座り込んでしまいました。
うなだれながら、座っている若者の横を通るとき思わず

「お水飲んでみたら。頭痛いんでしょ。きっと水分不足だよ」って
思わず声掛けました。

次にその子のそばを通り過ぎた人も、
「高山病にはまだ早いよ!まだまだこれからだよ!」って
声かけてました。

若者の話し声が大きすぎて、近くにいる人全員に聞こえてるし
普段山登っている人からすれば、考える事、感じる事は同じなんだな
と思わず微笑ましくなりました。

私たちは、そのままペースを変えず登り続けていると
「おーい、大丈夫かーーーー?!」って
後ろから何度か若者の声が聞こえてきてたので、
なんとか登る選択をしたんだな、アイツらって思いながら登っていました。

そして、無事登頂。
雲海が見え、時折中禅寺湖が見えたり、白根山が見えたりで
雲が無ければ、360度の絶景だそうですが
雲海大好きな私としてはとっても満足な風景です。
山頂は広くて、神社の奥宮や日本武尊の像、剣の像など
あちらこちら見て回っていると
若の者たちが登頂してきました!!

母の様な気持で「良かったね!」と声を掛けると
「なんとか登れました」と素直に喜んでます。

剣の像をバックに写真を撮りまくる若者。
「お母さんかんーーーーーー、生んでくれてありがとーーーーー」って
大声で叫ぶ若者。
ちょうど動画撮影していた私たちの動画にはその声が入ってます(笑)

きっとお母さんは素直で素敵な方なんだろうな~って
ほのぼのしたお話しでした。



それでは今日も、 意気 、活き、粋と! まいりましょう!
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こちからからどーぞ。