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褥瘡のステージ

世田谷の田園都市線桜新町
脊髄損傷向けトレーニング&コアコンディショニング
「自分で歩く」をプロデュースする柳澤真由美です。

トレーニング中に会話していると、クライアントさんがイメージしている褥瘡と
実際のものと少し違うように感じたことがありました。
そこで褥瘡のステージについてシェアします。

脊髄を損傷して、車椅子生活になると、ほとんどの時間座っていることになります。
受傷直後の病院でプッシュアップできる人には
「15分に一回はプッシュアップして除圧をしましょう!」
と病院で言われて退院してきています。

しかし、社会復帰すると仕事が忙しかったり、集中して時間を過ごすことが増えるなか
「プッシュアップする事をすっかり忘れていました。」というお話を耳にします。

感覚が薄かったり、痛みが無いので、仕事時間の8時間座り続けることもある中で
今一度褥瘡についてリマインドしておきたいと思います。

褥瘡のステージ

・ステージⅠ(消退しない発赤)
・ステージⅡ(部分欠損)
・ステージⅢ(全層皮膚欠損)
・ステージⅣ(全層組織欠損)
の4段階に分類されていました

とっても良い事ですが自分が褥瘡になったことがないと、
どんな状態が褥瘡か知らないということがあります。
軽微なステージ1だと褥瘡だと認識しないことがあるようです。
この段階でケアしておけばステージアップしないで済むので
知っておく、認識しておくのは大切だと思います。


ステージ1の判断方法

下の図2のように指で3秒押し続けて赤みがなっくならない場合は
ステージ1と判断します。


東北の震災の際に、車の大渋滞に巻き込まれ
夕方出発して翌日の朝にお家に到着したとき
坐骨の部分が赤くなっていたと報告を受けたことがありました。
まさに、これがステージ1です。
この方は、この発赤が褥瘡の手前(正確にはステージ1)と認識して
しばらく横になる時間を増やして、発赤を改善したそうです。

まず知ること。
そして対処すること。
自分の体は自分で守りたいものですね!

参考URLhttps://knowledge.nurse-senka.jp/234455/

時には遊びながら
体を動かして
気持も動かして
楽しんで!生活に面白さを!
それでは今日も、 意気 、活き、粋と! まいりましょう!
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